ダイエット

専門的な知識が一杯。特に栄養学的な面からグレープフルーツにアプローチしています。

食べてもふとらない? ― 「低GI」とは

食べてもふとらない? ― 「低GI」とは

糖質の吸収をゆるやかに

米やパン、麺にふくまれる炭水化物はブドウ糖として、脳、神経、赤血球、腎尿細管、精巣、筋肉といった、組織にエネルギーを供給する大切な栄養です。いっぽうで、過剰に摂れば肥満の原因にもなります。炭水化物を食べることによって急に上がった血糖値を抑えるためにインスリンが分泌され、余分な糖を脂肪細胞に送ってしまうからです。かといって、炭水化物が足りなければ、からだは積極的に食事でとった栄養をからだに貯めこむようにしてしまいますし、エネルギー不足から代謝もおちて、やはりふとりやすくなってしまいます。

このため、ダイエットに必要なのは、しっかりと必要な炭水化物はとりながらも、血糖値を急激にあげないこと。

「GI」とは「グリセリンインデックス」の略で、食品にふくまれる糖質の吸収速度、血糖値の上昇速度を指標化した数値のことです。たとえば、米であれば、発芽玄米などはゆるやかにからだに吸収されるために「GI]が低く、白米や餅は高くなります。GIを低くするには、そもそもGIの低い炭水化物をとるほかにも、糖質の吸収をおくらせるたべものを組み合わせる、という方法があります。

グレープフルーツには、この、糖質の吸収を遅くする効果があることが示唆されています。

グレープフルーツは食事のまえに

肥満及び喫煙習慣のない健常女性12名(40歳前後)で各被験者にグレープフルーツ単独、食パン単独、かき揚げ単独、グレープフルーツと食パン、グレープフルーツとかき揚げをそれぞれ15分で食してもらい併食の場合はグレープフルーツを先に食べてもらう、という実験の結果があります。

まず、グレープフルーツと食パンの食べる順番における血糖値の変化量において、明らかにグレープフルーツを先に食べたほうが急激な血糖値の上昇は少なく、有効である事が示唆されました。

また、食パン単独、かき揚げ単独にくらべ、グレープフルーツを併食したほうが血糖値AUC/糖質摂取量の値は低く、有効である事が示唆されました。また、インスリンについても食パン、かき揚げ単独よりもグレープフルーツを併食したほうがインスリンAUC/糖質摂取量の値は低く、中性脂肪においてもグレープフルーツの先行摂取が好影響を及ぼす事が確認でき、グレープフルーツに含まれる栄養成分が糖・脂質代謝に影響を及ぼしている可能性が認められました。

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